皆様おひさしぶりです。
まずは大事なお知らせです。

今月、8月末にリリース予定としておりました
傭兵王2こと「魔大陸の傭兵王」ですが
9月末リリースに延期となります。

制作の遅れからPVがまだ出来上がっておらず
プロモーション作業が開始できないのが大きな理由となりました。

楽しみにして頂いた皆様、本当に申し訳ございませんm(_ _)m

さて今回は「魔大陸の傭兵王」での
収益回りの戦略についてです。

作品発表前に何を言っとるんだという感じではありますが…。
そんな話されたらテンション下がる!というお客様はご注意下さい!
(というか、今回は完全にゲーム開発者向けの内容となっております)

まずは傭兵王1の収益回りの戦略について振り返ってみましょう。

傭兵王1では「動画広告を観ればレアキャラがもらえる」
という1点に絞って収益化を行いました。

(広告解除の直接課金や、静止画の全画面広告も
後程シレっと追加したのですが、こちらは結果として
大きな収益にはなりませんでした。)

この結果は前回のブログで書いた通りです。

我々は、この結果をできる範囲で分析しました。
そこで分かったのは

収益の大半(約75%以上)を
ノーマルクリア以上までプレイしてくれた
お客様(全体の3%約1200人)が稼ぎ出している。


という事実でした。

傭兵王にハマって、ガッツリ遊んでくれたお客様が
収益の柱だったのです。

さて、それを前提としてどうやってこの稼ぎを大きくするか。
大きく影響を受けたのはひさしAppさんの勉強会でした。

結論から言えば、10万ダウンロード以上を狙うのではなく
少ないダウンロード数でも、その中でハマってくれたお客様を
とにかくしっかり遊んでもらうという戦略です。

しかし、傭兵王1の倍のステージ数を倍にしたところで
年間の収益は200万円にしかなりません。
長く遊んでもらうにしても、このアプローチでは全然足りないのです。

我々はゲーム作家としての独立できるだけの収益を達成するため
新たに3っつの柱を作りました。

①課金ガシャ
②周回要素
③追加コンテンツ


課金ガシャかよ!
そうです課金ガシャです!

…というか、傭兵王1の「動画広告でレアキャラがもらえる仕組み」
これは、要するにガシャです。

では何故新たに課金ガシャまで作るのか?

答えは「無料でできる課金体験」を実現するため、です。
課金ガシャそれ自体は稼ぎの主体ではなく
全く同内容のものを動画広告を観る事でジャンジャン回せるようにする。
これにより動画広告を積極的に観てもらおうという戦略です。

この戦略は大手では取れないものです。
なんてったって大手の稼ぎの主体は課金ガシャですから
動画広告で無料通貨を貰えるにしたって
そんなにジャンジャカ課金ガシャを回せるほどには貰えません。
ゲームクリアや動画で、頑張って貯めて貯めてようやくガシャが
回せるぐらいではないでしょうか。

「魔大陸の傭兵王」は違います。回せる。1回動画広告を観れば
1回有料ガシャと同内容のものを回せる。
やろうと思えば1日に課金10連ガシャを何度も無料で回せる!
この体験は熱いのではないでしょうか。

インディーズクリエイターならできる、
インディーズクリエイターでしかできない戦略です。

傭兵王1の動画1回再生あたりの金額は9円と結構高い金額だったので
先のノーマルモードをクリアしてくれた1200人
動画広告を観て無料で10連ガシャを10回まわしてくれれば108万円です。

これだけで傭兵王1の1年分の稼ぎになります。
…ざっくり計算すぎますが、一部でも実現すれば
ゲーム作家としての独立の夢へと大きく近づく事が期待できます。

長くなってきましたので、次回へ続きます。